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「北海道における持続可能な木質バイオマス利用を考える」シンポジウムに行ってきた札幌本社

  • 奥林洋樹
2018.03.10

早朝起床による毎朝2時間以上の学習と1時間の読書はお陰様でかかさず継続している。
必然的に起床はAM3:00頃になり寝不足気味のイゼッチハウス奥林 連投のブログ更新です。

さて狭いながらも楽しい書斎の机上には積読で出番を待っている山と、居室両側の本棚に溢れんばかりに詰められた本がある(読書量より購入量が勝るので、定期的に図書館に寄贈しています)一体、自分は年間にどれだけ本を読んでいるのか計算をしてみた。

休日には必ず図書館に出向き、貸出上限の10冊と、予めの蔵書予約で届いた本を交換で借り出し、これまた休日には必ず行く本屋で購入した新刊、古本屋で大人買した書籍がどんどん積み上がる。
年間読書量が300冊を下回る事はあるまい。
ざっくりの計算ではあるが、500冊前後であろうか?(超えていそうな気もするが)
ジャンルも定まっていない。
仕事関連である温熱環境や流体力学、建築工学に法学の専門書は勿論の事、ビジネス書や心理学、行けないけど好きな旅行エッセイ、小説に加えて何故だか好きな医療専門書。
世界各国の古典。

イザと言う時に必ず役立つと信じているサバイバル術(ナイフ1本あれば、山中に放置されても、生き抜けるはずであると思い込んでいる)
生涯テーマの一つでもある「世界格闘技の派生源流形態と技術書」等々、我ながらどのような観点で本を選んでいるのか理解に苦しむ。

読書量を誇る気は更々もっていない。
周りから「本ばかり読んで」と、苦言を呈される始末である。
体育会系文学中年(直木賞作家 浅田次郎氏の造語である)と言うマイノリティは活字中毒と言う病であろうとも思う。

治す気も無いが、治る気もしない。
残念なのが、加齢のせいだろうか(もともとの頭の出来とも言い換えられる)素晴らしい内容の文脈を記憶しきれない事である。
ソニーコンピューターサイエンス研究所 上級研究員 脳科学者でもある茂木健一郎博士の著書によると「加齢により記憶力減退が起こるのは事実であるが、それは非常に緩やかな下降線をたどるものであり、その根本原因は脳の使い方によるものである」と書かれていた。
その理屈から言うと、加齢による言い訳は通用しないので努力不足を自覚しようと思う。

悪い事に、本だけでは無く映画も好きである。
話題の映画や興味のある映画は、出来うる限り見る様にしている。
1本の映画が90分前後と仮定しても、その時間は読書する事は出来ない。
睡眠時間を削るのは宜しくないので、仕事・学習・読書・映画に時間配分をすると必然的にテレビを見る時間は無い。
かろうじて見るのはニュースだけである。

若かりし頃、半年ほど海外を放浪して歩いた事がある。
持参した10冊の本は1週間も立たずに読み切ってしまったのだが、海外で日本語書籍はおしなべて高価であるため貧乏旅行者には手が出るはずも無く、仕方がないので英語のペーパーブック(幾分、安い)を購入し辞書無しで中学レベルの英語力を駆使して読んでいた(文脈の流れは推理だけで理解)
不思議な事に以外に楽しめる。
現代ならスマホの翻訳機能を駆使すれば、洋書を読むのもさほど苦労はしまい。
良い時代である。

さてこのままエッセイ風のブログを続けても良いのであるが、とりたてて著名人でもない強面の50オヤジの書くエッセイなど、企業のホームページブログとして誠に不適切なので本題に入る(相変わらず前置きが長い)

3月5日「NPO法人北海道新エネルギー普及促進会」「北海道木質ペレット推進協議会」が主催し、後援が「NPO法人北海道地域・自治体問題研究所」のシンポジウムに参加してきた。
主題は「北海道における持続可能な木質バイオマス利用を考える」である。

会場は中央区の「かでる2.7」で定員140名、盛況であった。
夕刻からの定例会議の為、最後までの参加は適わなかったが大変参考になった。

覚えたてではあるが、木質バイオマスに関する薀蓄を述べよう。
木質バイオマスは端的に言えば「木を燃やす」である。
木の燃料形態は「薪、チップ、ペレット」と分かれ、それぞれ製造工程も違うが(加工手法)部材用途に適した使用方法や、含水率(木材形態によって含まれる含有水分量が違い、燃焼効率は水分量の低い方が良くなる)が異なる。
三種類の中での燃焼効率は、ペレットが最も良い。
木質バイオマス利用の現状として、日本では燃焼による発電が最も認知度が高いのだが、発電熱効率は20%程度に留まる。
欧州では熱利用が主体とされ、発電は熱電供給が一般的とされている(つまり発電は余禄と言う考え方)
前回ブログにも記載したが「熱はそのまま熱として使う」が、最も効率の良い使い方である。
家庭用木質バイオマス使用に目を向けて見ると暖炉等に使用される薪と、ペレットストーブに二分されているのではないだろうか。
チップは凡庸性が高いのだが、薪の様に眺めて楽しめるような趣が無く、燃焼効率で言えばペレットに劣るためどこか中途半端な印象があるからなのだろうか。あまり認知度が高くは無いように見受けられる。


よくある話しだが木質系バイオマス、ペレットストーブの推奨をお話すると「ストーブ使用は二酸化炭素削減に反する物なのではないか?」と言った質問がある。
燃焼による煙、つまり二酸化炭素排出についての問いである。
木の燃焼による二酸化炭素排出は基本、差引“0”とされる。つまり、木が成長する時に吸収する二酸化炭素吸収量と燃焼時の排出量はイコールとされているからである。
燃料伐採と植樹を計画的に行えば問題が生じないとされる根拠である。

それでは火力発電所に代表される化石燃料(特に原油加工品)は何故、二酸化炭素排出量削減の目の敵にされるかと言うと、状態変化に要する年月の違いである。
木は数十年で製品化出来るが、石炭は約5千年前の樹木層だと言われ、石油は現在主力とされている有機生物起源説を採用すると、古代微生物の死骸層である事からいずれも木とは比べ物にならない年月であると言える。
この数千年にも渡り濃縮された化石燃料を短時間で燃焼させた場合、二酸化炭素の吸収量と排出量が等しくならないのは理屈である。

二酸化炭素排出削減にも一役買う木質バイオマスであるが、問題となるのはその価格である。
自分で伐採林を確保し薪を備蓄出来る等のケースを除いて、基本的には薪であれペレットであれ、購入する事になるだろう。
北海道は自然の宝庫であり、天然林も含めれば日本において有数の木質バイオマス燃料供給地域となり得るのだが、安価の提供には至っていない。問題は加工コストである。

北海道の森林面積は554万haあり、これは全国森林面積の約4分の1に達する。
全国的に見ても天然林が豊かなのが北海道の特徴である。
木質バイオマスの普及努力により需要が急増し木材消費量は増加しているのだが、原料たる木材はそのほとんどが人工林による木材を使用しており、天然林についてはほぼ手付かずの状態である。
最も重要とされているのが効率的な流通体系の構築である。天然林を使用しようとした場合「道なき道を開拓する」と言った労力が必要となり、コストがペイする事が出来ない。
そもそも木質ペレット等加工業者は補助金無には事業を存続出来ないような財務体質となっていると聞き及ぶ。
宝の山を目の前に有効活用出来ないのは残念な話だ。

その打開策として実証が進められているのが、クリアフォレスト事業と呼ばれる北海道の森林価値を高めて、地域活性化に役立つ取り組みである。
植樹から伐採、運搬、加工までの一連の流れを自治体と民間の効率化により活性化し、地方経済単独による雇用を創出し、地方を活性化する。結果として北海道の潤沢な自然林から加工される木質バイオマス燃料が安価で供給出来る事になれば、ペレットストーブ等の普及率も進むに違いない。
私が本年度より行うセミナーにおいては、この様な主題も取り扱い啓蒙活動の普及に努めるとともに地方自治体にも積極的に提案を行い、北海道から始まる明るい未来造りに貢献したいと考える。

我々イゼッチハウスは、時代に併せて最も効率的である機器を検証し、お客様に提案している。
機器稼働に要するエネルギーが電力であれガスであれ、再生可能エネルギーであれ拘りは持たない。
最も大切なのは「子供たちに受け継がれて行くべき明るい世界」である。
不必要なエネルギーは消費しない。二酸化炭素排出量は可能な限り削減する。
高気密高断熱、かつ長期持続可能な住宅を建築しお客様に提案する。
そのために持続的に維持する手段としてZEHを推奨し(ZEH補助金が目的では無い)再生可能エネルギーシステムの採用を声高らかに提唱する。

全てはお客様の為に
明るい未来を受け継ぐべき権利を持つ子供たちのために

ご興味のある方は、お気軽に
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