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札幌ハウスメーカーから発信するナッジZEHの提案札幌本社

  • 奥林洋樹
2017.12.09

イゼッチハウス奥林です。
師走の慌ただしさの中、12月8日から9日にかけて積雪量が多く除雪に追われました。
AM3:30起床、日課としている2時間半の自己学習を終えた後に出勤。除雪作業を終えてのブログ更新です。
本日の北海道新聞の記事からのお題。
「北ガス、ナッジ理論での省エネ提案」と言う記事です。
はて?
記事を読み進めると、ガス利用顧客に対して「あなたの家は省エネ家庭平均と比較して、19%削減が出来ていますよ」と言った内容の書面を送り、寄り添いながらそっと省エネを後押しする仕組みだとか。
さてここでいつもの薀蓄、簡単にナッジ理論のご説明をさせて戴きます。

ウキペディア掲載写真より転用

米シカゴ大学のリチャード・セイラ―教授の提唱した、2017年度ノーベル経済学賞の受賞理論です。
高名な方ですので、説明は必要ないかもしれませんが専門は行動社会学。
従来の社会学理論との相違は、人間心理が社会経済学に影響を与えるとする理論です。
社会学では「人間は高度に合理的、あるいは超合理的であり、無感情な存在だと想定されてきた。人はコンピュータのように計算することができ、自己コントロールに関する問題など全くない」という考え方で理論構築がなされ、人間心理の介入余地が無い状態でした。

例え話にすると分かりやすいのですが、よくワイドショー等で目にする画像。
事件が起きた時に近所をレポートすると必ずと言って出るご近所の話「え、あの人がそんな事件を・・・とてもそんな風に見えませんでした」と言ったケース。多面性人間心理に関し経済学理論においては介入余地がなかったんですね、従来までは。
セイラ―教授の理論は、人間心理の曖昧さが与える社会影響を端的に表すもので「人はしばしば、ひどい選択をしてしまった挙句に、あとでひどく後悔する。このようなことが起きてしまう理由は、私たち人間は誰でも習慣化したバイアス(思い込みの事です)という大きな溝に落ちやすいからであり、そのせいで教育、家計、健康管理、譲渡抵当、クレジットカード、幸福、そしてこの地球の問題に至るまで、たびたびひどい失敗に陥りがちなのである」と言うとても分かり易い理論です。

ナッグ(しつこい文句、干渉)では無くナッジ(肘で軽く突くの表現。日本的には柔らかく気づきを与えると解釈すれば良いのでは)の提唱。
「選択権の提案の仕方が、結果の違いを生む」という理解が親しみやすい。


自他共に認める偏屈者である私は売り込まれるのが嫌い。だから提案の仕方が結果の違いを生むと言った考えに賛同する。
「これ絶対、良いですよ。何故なら従来品と比較して15%ランニングコストが削減できて…」等と立て板に水の様なセールストークで売り込み展開されると反論したくてウズウズする。
反論するのも面倒くさいし、知っている事をペラペラ喋るのも紳士として慎むべきだと思っている。
その様な時には怖い顔に笑顔を浮かべ(早く帰れと言う“オドシ”と捉えられる事が多い様だ。本人としては可能な限り微笑んでいるのだが・・・いわゆる悪魔の微笑?)
「資料をお預かりします。後程、検討しますので」と言う様にしている。
資料が明確であり信頼に足る物であれば採用の検討に入る。
無論、内容を見て検討に値すると判断した場合には、きっちりと信憑性調査を行うが。


我々の仕事に置き換えると、徹底的にユーザーが見やすい資料を揃えると同時に、顧客自らの判断で、簡単なシュミレーションにより1次エネルギー消費量を計算できるアプリを開発して提供するなど(1次エネルギー計算のフリーソフトは沢山ありますが、基礎知識が無いと計算が出来ません)と言った行動が、ZEH啓蒙活動には必要だと思いました。
次年度開始を予定している、ZEH啓蒙活動個人セミナーにおいては「ハウスメーカーから発信するナッジZEH」を主体として準備にいそしもうと考えています。
なんにせよ師走。
皆様にご支援戴いているブログもあと何回更新できるか分かりませんが、本年度の閉め作業に邁進したいと考えております。

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