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イゼッチの暖かさの秘密⑥  空気編

こんにちは。設計の遠藤です!

 

今回はイゼッチの”空気に対する考え方“をお伝えできればと思います。

 

 

 

以前換気について触れましたが、換気扇がどれほど空気を動かしているか考えた事はあるでしょうか建築基準法では、2時間に1度家全体の空気が入れ替わることとされています。
この基準をクリアするための計算方法は、シンプルで、、、

 

 

 

「家全体の空気の量=気積」< 「換気扇の排気量」
(気積は一般に200〜250㎥程度)

 

排気する機械の風量が多ければOKという計算なので、排出される空気の量しか見ていません。

 

 

 

 

これで空気が本当に入れ替わるでしょうか?

答えは、知りません(笑) が個人的にはNOだと思っています。

 


※換気扇の絵はテキトーです

 

おおよそ給気口から排気口まで一直線に空気が動くとすれば、その直線上にない空気(部屋の隅等)はあまり動いておらず入れ替わっていないと思われます。

つまり法律を守るだけでは(きっと)空気は均一に排出されません。

 

 

イゼッチハウスでは、この止まっている空気を「動かそう」と考えています
そうすることで家全体の空気から淀みが無くなるからです。

 

ではどのように空気を動かすか。。。

 

 

 

—大風量ファン—

 

それは床下に設置したDCモーターで動く大風量ファンです。
ー台で最大400㎥/h程の風量でそれを 3台程度設置。イゼッチの暖かさの秘密①でお話ししたように1階の床下から2階の天井までダクトを通し、2階から空気が吹き出るように1階の床下から風を送り込みます。
この時の風は土間暖房の放熱により温められた空気なので、2階の暖房を兼ねています。

一度上がった空気は帰ってこなければいけません。なので階段等の吹き抜け空間や壁内のリターンスペースを通じて床下まで戻ってきます。
過去行った実験によると階段が最も空気の帰りが大きかったため、階段の4段目までの蹴込部分にガラリを設けて床下へ帰すように計画しています。

モデルハウスでどれくらい空気が動いているか検証してみました。こちらはスイッチ「急速」
うるさいので常時運転はお勧めしません。

 

このファン自体は換気機能はありません。換気扇が均一な空気を排気できるように空気を混ぜることが目的の一つとなっています。扇風機だと思って頂くとわかりやすいですかね~

 

 

—対流—

 

空気は暖まると上昇⇧し、冷えると下降⇩する性質を持っており、これを繰り返すことで対流が起きます。
すると必然的に上下に温度が分れて天井付近(顔)が暑く、足元が冷んやりと不快な環境が完成してしまうのですが、、、

大風量を流すことで、空気をかき混ぜて温度を均一にする効果あります。

温度ムラが少ないだけで、温熱環境としては快適度が全然違います。個人的には、対流が原因で冷え性に感じる方もいるのではとすら思います。

 

 

注意点

設計としては、急速運転時の風量をイメージして計画していますが、DCファンの風量を常時急速で運転されている方は少ないと思います。理由としては音が騒がしくなるからです。
ただこう言ったメリットがあると知っているかどうかで暮らしの「質」が変わるので、温度ムラを感じた場合は、風量を多めに運転してみても良いのでは?と思います。

 

ここまでお話ししてきた様々な性質を利用し、巧みに組み合わせることでイゼッチハウスの暖かさは実現しているのです。

お住まいの皆様にも、設備の意味や使い方をご理解頂き、よりよい暮らしの足しになればと思います。

次回も、暖かさの秘密公開予定です。楽しみにお待ちください!

 

初回投稿
イゼッチの暖かさの秘密①はこちら

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イゼッチの暖かさの秘密⑤ 蓄熱編はこちら

次回投稿
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